ぱらいそさいくだ

奈良からカブでお寺をめぐるブログ

Made in インドのカオス寺 & 境内の池に龍を閉じ込めているお寺

壷阪寺の参道

西国33巡礼カブの旅、今回は6番壷阪寺と7番岡寺にお参りです。この2つのお寺、見上げるほどの大きな仏像で、一度見てみたいと思っていました。

場所 

奈良市内より天理街道(国道169号線)を南へまっすぐ桜井市まで行きます。奈良教育大の前を南に走り、天理教教会本部の東を抜け、石上神宮前を通り、JR桜井駅まで抜ける道がおすすめです。車が少ないので、カブには安心。 JR桜井駅から阿倍文殊院の横を通り、国道15号線を南へ向かいます。壷阪寺は山の上にあるお寺で、お寺への道は一本道の急勾配坂道が続きます。 

壷阪寺に到着 

事前に「めぐる本」で勉強したことで、ここは眼病封じで有名なお寺です。それと、インド産の巨大仏像が境内に数多くあり、すべてインドからの贈り物とのこと。ハンセン病救済活動で、インドからすごく感謝されているのだとか。また、職場でもこの壷阪寺に行ったことがある人から聞いた話だと、以前大阪プロレスが境内で無料プロレスを開いていて、見に行っておもしろかったと言っていました。何だかよくわからないですが、奈良の山奥にカオスが広がっていて、すごい楽しみでした。 

壷阪寺の阿形吽形像
壷阪寺の阿形吽形像の下駄
阿形吽形と下駄

境内狭しと巨大仏

入山料は600円です。山門では阿形吽形が出迎えてくれます。なぜか下駄が脱ぎ捨てられています。山門をくぐると右手に大釈迦如来石造(10m)がすぐに見えます。手前にも大小いくつもの仏様がいて、これがご本尊でも立派と思える大きさですが、まだ壷阪寺の入り口です。真っ白くてよーく見ると、仏像にはうっすら切れ目が入っています。おそらくインドで作られ、このまま持ち運びできないため、細かく区分けして運び込み、ここで組み立てたのだと思います。山門から左手に行くとインド風の仏像が安置されています。前にはパワーストーン台座と書かれた石があり、この上に座り、瞑想ということでしょうか。

壷阪寺のパワーストーン台座のある石造
壷阪寺の大釈迦如来石像
境内左手:パワーストーン台座のある石造  右手:大釈迦如来石像

ご本尊様も特徴的

中央階段から本堂に登り、本堂内の仏像もまた巨大です。十一面千手千眼観世音菩薩。頭の上に顔、背中から無数の手、雰囲気もエスニックで、日本の仏像とは少し違った印象を受けます。そして、本堂裏手には、めがね供養観音(3m)があり、役目を終えた大量のめがねが供養されるのを待って置かれています。謎の白い石像もあり、男性の腕を引っ張る女性の像。帰ってから調べると「壺阪霊験記」の名場面を表したもののようですが、自分にはわからなかったです。

壷阪寺の十一面千手観音菩薩像

本尊十一面千手観音菩薩像

最大の見どころ大観音石像へ

さらにそこから「大観音石像→」の道が伸びており、このお寺の最大の見所である巨大仏へと続きます。小高い山に直立する大観音石造(20m)と、もう一体のこれも巨大な大涅槃石像(8m)が横たえています。どちらも白く、そして薄く切り込み後があるので、これもたぶん海を越えてやってきたものでしょう。付近にはベンチと屋根付き休憩所もあり、景色もよく、お弁当を持ってきてここで食べると気持ちいいだろうなと思います。

壷阪寺の大観音石造

大観音石造

壷阪寺の大涅槃石像

大涅槃石像

壷阪寺の感想

奈良には多くの寺社仏閣があり、変わったお寺もいくつかありますが、カオス具合では県内一番だろうと思っています。この後は、明日香村を通って西国7番所の岡寺へ向かいます。

壷阪寺の御朱印
壷阪寺の御朱印
壷阪寺の御朱印

岡寺へ向かう途中に石舞台古墳

来た道を戻り岡寺へ向かう手前に石舞台古墳が見えてきます。予定では寄るつもりではなかったのですが、奈良にいて石舞台古墳には来たことがなかったので急遽寄ってみようと思いました。 

石舞台周辺はお土産屋さんや茶店などが何店か連なってあり、アイスクリームなど売っています。道の駅が石舞台の隣にあり、そこに駐車できます。石舞台の方へ向かっていくと、料金案内があり入場料250円となっています。無料かと勝手に思っていました。イメージでは、だだっ広いところにあの石舞台がポツンと置かれているかと思っていて、立木の目隠しで囲われて中が見えないようになっており、入場料をとられるとは意外でした。

岡寺の境内へ

岡寺は石舞台から近く、カブで3分。歩いてでも行ける距離です。カブを止めて、境内に入っていくと遠足の小学生でいっぱいです。ここへ来る前に行った壷阪寺よりはこじんまりした印象ですが、立派な本堂があります。中のご本尊は、奈良時代よりある巨大な仏像、如意輪観世音菩薩です。真っ白で独特です。約5mの大仏、やはり大きい物には惹かれます。

岡寺の本堂

岡寺の本堂

龍蓋池と大師堂

岡寺では大仏のほかにも目的があり、龍の形をした起き上がりこぼしを買いました。木製で、下が丸くなっており、つついても転けない、起き上がるようになっています。底には岡寺の刻印がされており、箱の中に何十個と入っている中から、自分が気に入ったものを選びます。どれも同じ形ですが、微妙に顔の表情が手作りのためか違います。じっくり手にとり、自分が気に入った龍を買いました。

岡寺の起き上がりこぼし

龍の起き上がりこぼし

本堂横には小さな池が有り、石碑に龍蓋池と彫られています。「めぐる本」の解説を読むと、昔々天災をもたらす龍をこの池に封じ込めたのだとか。そして、岡寺の別名は龍蓋寺というそうです。龍に縁があるので、なぜ起き上がりこぼしが龍なのかわかりました。単にかわいいから欲しかったのですが。

岡寺の龍蓋池

岡寺の龍蓋池

本堂の向かいには、山の上へ続く階段があり、その先には大師堂と三重塔があります。
大きな大師様もおられます。そこもしっかりお参りをして、御朱印をもらいました。

岡寺の大師堂

岡寺の大師堂

今回の感想

和歌山・京都・滋賀と西国33番所でいくつかまわりましたが、奈良は巨大仏が多いと思います。仏像のディテールを見るのもよいですが、大きい仏様はわかりやすく単純にすごいという気持ちにさせてくれます。壷阪寺と岡寺、2つとも特徴のあるお寺でした。

岡寺の御朱印
岡寺の御朱印
岡寺の御朱印