ぱらいそさいくだ

奈良からカブでお寺をめぐるブログ

陽気の「ラコリーナ」から天候一転 積雪の「観音正寺」を巡礼

観音正寺の本堂

西国33巡礼カブの旅、今回は滋賀県大津市近江八幡市周辺を8箇所回れるだけ回って行きます。後半⑤~⑧です。(①八光神殿②ピエリ守山➂長命寺④長命ずいかくの湯⑤ラコリーナ安土城跡⑦安土駅観音正寺

場所

 

ナウシカの世界感ラコリーナ

たねやグループの旗艦店で、バームクーヘン専門のラコリーナ近江八幡店です。長命寺より10分もかかりません。洒落たエントランスに、洒落た文体でラコリーナと書いてあります。大型観光バスが何台も止められるほどの大きな駐車場があり、平日にもかかわらず結構なバスの数が止まっていました。滋賀県観光の定番スポットのようです。 

何がおもしろいかというと、敷地内全体が異空間です。駐車場からすでにおもしろい建物が見えています。ジオン軍のガウ、もしくはナウシカに出てくるトルメキアの大型輸送船です。大きな細長い建物の上に、戦艦の艦橋のようなものがニュっと突き出しています。ここがたねやの本社建物で、一般人は入場できませんでした。艦橋は社長室なのだろうか。

ラコリーナ本店
ラコリーナアプローチ
駐車場から見えるガウと店舗へのアプローチ

メインショップへのアプローチは、森をかき分けて進むような小道で、迷路のようにいくつもの経路から入れるようになっています。ショップの屋根は全面芝生で覆われており、ナウシカというよりトトロの方でしょうか。ショップ内は吹き抜けのある普通のきれいなお菓子屋さんといた感じです。ショップを抜けて中庭にへ行くと、大きな水田や畑があります。あとでホームページで調べると、設計は藤森照信氏。この方の他の作品も見ましたが、子供心を刺激するわくわくするデザインです、そしてほとんどのデザインで建物の一部が宙に浮いています。

ラコリーナの中庭
ラコリーナの中庭
中庭

奇抜な天守タワーが素敵な安土駅

次は安土駅にある天守タワーを目指します。駅前ロータリーに城風ミニ展望台があり、それに登ってみたかったのですが、行ってみると駅前は全くきれいに整備され、天守タワーもロータリーのノブナガ像もきれいさっぱり撤去されていました。すっかりクールな駅前になっています。

市とお寺が駐車場で揉めている安土城

同じくノブナガ関連の安土城跡。いつかのワイドショーで、城跡地にあるお寺と近江八幡市が駐車場をめぐりもめているのを見ました。城跡地前には、市の有料駐車場と、すぐ隣にお寺の無料駐車場があります。もともと市の有料駐車場だけがあり、その料金収入は城跡地の整備に充てるという事だったのですが、平成25年の台風被害時に市は全く補助金を支給しなかったため、対抗措置としてお寺が無料駐車場を設置。市は料金収入に大打撃を受け、今度は駐車場横のトイレを有料にするという泥沼の争いをテレビで見ました。

その後どうなったのかと、城跡の山の上から景色を見たかったのですが、時間がかかりそうなので、ここは次回にしました。

西国32 観音正寺

小雪がパラついていたのが、普通に雪が降りだして寒すぎます。安土駅の東側、線路高架を南に越えて、林道より観音正寺を目指す予定でしたが、道に迷ってわかりませんでした。一旦県道2号線まで戻り北上。「北須田」という交差点を東に折れ、トンネル出口すぐのところに参道の入り口があります。「観音正寺」の看板が掲げてあり、こちら側の裏参道より登りました。

この時点で道路脇に雪が積もり始めています。もし、帰れるのならすぐに帰りたかったですが、お寺は目の前です。観音正寺も山の上にあり、例により一本道を上がって行きます。中腹に料金ゲートがあり、値段は車600円、2輪(原付含み)300円です。ゲート手前にも駐車場があり、ここまではお金がかからないので、料金所内のお寺の方に「ここから徒歩で上がると時間かかりますか?」と聞いたら、雪の中でお寺までの山道をとてもじゃないけど歩いてあがれないとのこと。 

素直にカブで上がることにし、上がりながら「これは徒歩では無理やな」と思いました、助言ありがとうございます。山道を上がり切る頃には一面真っ白、真冬のようです。手袋も靴も水浸しで、感覚がなくなっていました。

観音正寺の仁王像
観音正寺の仁王像
入り口の仁王像

境内では山門の代わりに立派な仁王像が向かえてくれます。さらに進むと、左手に座った大仏様がいます。一番奥の本堂へは、正面ではなく、右脇の入り口より、靴を脱いで上がります。中にある観音様は飴色の座高3.5m大きな観音様。「めぐる本」でも見所として紹介されており、作りは総白檀(びゃくだん)で、インドと何度も交渉し材料を調達したとのこと。白檀は、インドから東南アジアにかけて生息する木で、仏像や扇の材料として用いられ、堅くて芳香があるのだとか。事前に本を読んでいて、大きな仏様は好きなので、そのページはよく覚えています。 

観音正寺の大仏
観音正寺の本堂
左手に座る大仏様 雪の中の本堂 

雪の夕暮れ時で、こんな誰も来ないだろう時に来たので、お寺の人も驚いていました。本堂右手には、石積みの壁があるのですが、白くて見えません。境内は山の上にあるので、本堂左手から一望の景色を見渡せるのですが、白くて見えません。ここの「めぐる本」駅スタンプは、珍しく境内の休憩所に設置されており、ラッキーでした。この状況で、ここから奈良まで帰るとか考えるだけで吐きそうですが、一刻も早く暖かい家に帰りたかったです。

観音正寺の本堂
観音正寺の本堂からの景色
本堂内部 本堂からの雪景色
観音正寺の本堂横の石群 
観音正寺の休憩所内の仏様
本堂横の石群 休憩所内の仏様
観音正寺の御朱印
観音正寺の御朱印
御朱印

帰り道

山を下り、帰りは一番わかりやすい国道8号線で帰ることにしました。道で迷っている余裕がないので、とにかくわかりやす道を選択しました。車が多いし、雪だし、体も疲れているし、とにかく超安全運転で帰ります。 行きはよいが帰りはつらいです。今回、西国33のお寺をまわるという目的は果たしましたが、予定の場所の半分しか結局まわれませんでした。2月の真冬の巡礼は厳しいです。でも、もともと修行なので、修行としては正解なのかもしれません。