興福寺の境内に朱色で八角形のとても目立つ建物があります。西国9番南円堂にお参りしました。
場所
あまり意識して見たことがなかったのですが
三条通り商店街側から、石畳の階段をあがって左手に見える建物です。興福寺の境内は通り抜けできるようになっており、何度も通ったことがありますが、変わった建物があるぐらいに思っていました。この南円堂は職場から近いので、昼休み中に原付で行って御朱印をもらうことにしました。平日昼間なので、外国人の観光客ばかりです。境内は五重塔があり、それをバックにみんな記念写真を撮っています。


五重塔は売られていた
嘘か本当かわかりませんが、不動産として一般に売り出されたことがあると聞きました。もしもその時に買っていれば、毎日五重塔の前に立っているだけで、入場料1人500円取り、1日100人来たとして、500円×100人×30日×12ヶ月で年収1,800万。未来永劫、子々孫々4人家族程度なら食っていけるみたいな事を思っていました。いくらで売っていたのかわかりませんし、メンテ費用として文化財の補修費がどれほど高額なのかもわかりませんが。


こんな感じでお参りしています
南円堂は少し奥まっているためか、あまり観光客はいず、納経所には1人先客がいるのみでした。南円堂前には手水舎もあります。左手、右手、口をすすぎます。昼休みの時間なので時間が少なかったのですが、しっかりお参りしました。
ロウソクをお供えし、線香をあげます。お賽銭をいれ、鐘をつき、合唱しながらお願い事をぼそぼそと唱えます。そのあと、隅っこでぼそぼそっと般若心経を唱えます。もちろん紙を見ながらです。こんな感じでお参りをしています。テレビで見たのですが、お願い事をするときは住所や連絡先を言わないと、神様仏様も叶えに行きようがないそうなので、人には聞こえないように、1.お願い事、2.住所・氏名・電話番号、3.宜しくお願いしますと、ごにょごにょ唱えています。最後に納経所で御朱印をもらいます。興福寺は拝観料は取られませんので、五重塔を見るのも、南円堂もタダです。




境内には阿修羅像もいます
同じ境内には国宝館があり、こちらは入場料700円をとられます。教科書などに載っている顔が三面、腕が六本の阿修羅像が展示されています。近く商店街のガチャガチャで彩色された阿修羅像フィギュアを当てました。昔は朱色を基調とした極彩色で、単純にただただかっこいい。三顔六腕なんて普通は気持ち悪そうなのに、かっこよく思えるのはなぜでしょう。
国宝館には一度しか入ったことはありませんが、昼休み中でもサクっと見に行けるので、奈良に住んでいてラッキーだと思います。この日はこれで帰りましたが、西国33の番外札所が若草山上にあり、東大寺二月堂で御朱印をもらえます。ここもまたの機会に昼休みを利用してお参りしたいと思います。

