お得な情報を見つけました。奈良からJリーグを目指しているサッカーチーム奈良クラブのチケットが無料でもらえ、タコス、ドリンクも無料提供。
昼食付はお得すぎる。チケットは通常購入すれば1,500円かかります。無料招待などは年数回ありますが、昼食まで付いているのは初めてです。奈良クラブVS東京武蔵野シティFCのカードです。
Jリーグクラブになるために
Jリーグはピラミッド構造になっており、一番上のカテゴリーがJ1、その下にJ2、J3とあり、その下にJFLがあります。JFLは、日本フットボールリーグの略称で、4部に相当し、奈良クラブは今ここです。J1からJ3までがプロリーグ、JFLはアマチュア扱いとなります。奈良クラブは、JFLからJ3を目指しており、奈良県内初の”プロ”サッカーチームを目指しています。JFLの下にもさらに、関西1部(全体のピラミッドでは5部相当)、関西2部(6部相当)、奈良1部(7部相当)、奈良2部(8部相当)、奈良3部(9部相当)があります。
各カテゴリーでは毎年チームの入れ替えがあり、例えばJ1とJ2の入れ替えは、J1の下位3チームとJ2の上位3チームが入れ替わります。同じくJ2とJ3も入れ替えがありますが、J3とJFLは特殊で、入れ替えではなく、JFLでよい成績を残すと、J3のプロリーグへ新規参戦となります。制度の概要としては、毎年そのカテゴリーで上位に入れば、次年度は1つ上のカテゴリーで戦えるので、草サッカーチームでも、Jリーグを目指せるということです。ちなみに、関西のサッカーチームでは、ガンバ大阪、セレッソ大阪、イニエスタで今話題のヴィッセル神戸はJ1。京都サンガがJ2です。
無料チケットの入手は?
今回の会場は、奈良市の鴻池陸上競技場。現在は、ネーミングライツで、ならでんフィールドという名前になっています。お得な情報が書かれたチラシは職場で回覧で回ってきました。そこで無料招待があることを知って、チケット自体は奈良クラブの特設ホームページで申し込むと、受付結果が登録したメールに送られてきます。そのメール文面を、当日チケット引き替えブースで見せて、チケットとタコス、お茶をもらうという流れです。今回は先着1,000名でした。試合は、14時キックオフで、チケット引き替えは12:30より開始です。
当日の会場周辺の状況
以前にも無料招待の時に行ったことがあって、その時はあまり混んでいませんでしたので、キックオフの30分前の13:30にチケット引き替えの予定にしました。鴻池陸上競技場のすぐ前には大きな駐車場があり、450台停めることができます。前回は30分前で競技場前の駐車場へ入ることができました。今回は13:15に駐車場前に到着でしたが、満車で臨時駐車場の投てき練習場へ回されます。
競技場をぐるっと回り、北側にある土のグランドに車を停めます。そこから競技場入り口までは少し距離があり、歩いて10分ほどです。スタンド入り口前には、唐揚げやビールなどの露店が5店ほど。その他ブラインドサッカー体験ブースや、人権啓発ブースなどが2~3店出ていました。チケット引き替えブースでは、名前と応募人数を伝えると、係員の人が応募者一覧に○をつけ、チケット、タコス、ペットボトルのお茶をくれました。
スタンド内はどんな感じ
スタンドへの入り口ゲートより中に入ると、キックオフ15分前。スターティングメンバーの名前をアナウンサーがコールしていました。鴻池陸上競技場は、客席は正面スタンドのみ。スタンド全体の1/3は屋根があり、曇天だったためか、屋根付き席に座っている人が多く、全体的に混んでいたものの、グループとグループの間は2~3席荷物置きとして空けて座れる混み具合でした。
屋根付き席の隅っこに座り、タコスを食べながら、試合が始まるのを待ちます。タコスは、見た目は小さく思いましたが、食べると意外とお腹がふくれました。開始15分ぐらいの時に小雨が降り出し、屋根なし席に座っていた人が、屋根あり部分に流れ込み、席がパツんパツんです。
市民用の小さなスタジアム(競技場)なので、グランドの周りに陸上トラックがありますが、それでも選手との距離は近く感じます。選手が近いサイドでプレーしている時は、ボールの回転が見えるぐらいです。選手が「右から行け」など指示をしている声も、はっきり何を言っているか聞き取れます。見ていた場所は、スタンド後方ですが、かなり臨場感がありました。最前列とかでしたら、選手がどこのメーカーのスパイクを履いているかまで見えそうです。
実際に近くで見た感想
臨場感のある距離で見て思ったのが、スピードが早いということです。おそらくテレビ中継を見ているとかなり引きで撮っているので、全体的にノッソリした感じに思え、J1(1部)ですらそうなので、JFL(4部)でしたら、尚更だと思いますが、実際近くで見るとめっちゃ早いです。
選手の前にボールが転がってきて、足元でボールを止める。顔を上げる。目の前に、相手選手がすでに来ているという感じです。ボールを止めるのに1秒、顔を上げるのに1秒、相手選手が既にいるので進めず、別の味方を探すみたいな感じです。ボールを止めるのに手間取ると、すぐにボールを奪われます。
試合の流れ
試合は、前半は奈良クラブが攻め込む時間帯が長かったものの、両チーム共に決定的なチャンスはなく0-0で折り返します。ハーフタイムに食料調達に出かけます。鴻池陸上競技場内には最近スターバックスができて、池のすぐ前にあり綺麗な場所です。コーヒーを買いに行きましたが長蛇の列。でも、わざわざ来たので並びます。何とか買って戻ると、ハーフタイムは終わり、後半は20分程始まっていました。
後半は、前半に比べて奈良クラブが押し込む時間が減り、逆にカウンターからキーパーと1対1に持ち込まれる決定機も2回ほど作られます。奈良クラブはホームですので、勝ちがノルマです。選手を次々に交代し、終了間際には何度か決定機をつくりますが、得点を奪えず、スコアレスドローで試合が終わりました。
帰宅は大変か?
場内アナウンスで、観客動員数は約2300人。試合が終わると、一斉に帰り始めますが、人数も大混雑するほど多くないので、出口ゲートからすんなり出られます。子供連れで、家族で休日に出かけるには、すごくいいと思います。入場料無料、駐車場無料、昼食がついて、キックオフ直前に来て、試合が終わるとスッと帰る。楽に楽しめると思います。