ぱらいそさいくだ

奈良からカブでお寺をめぐるブログ

世界遺産元興寺で500円怪談ライブ

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 奈良周辺をうろうろしていた時、あまりの暑さにJR奈良駅前の観光インフォメーションに一時避難しました。その時、怪談のパンフレットを見つけました。

 

イベント発見のきっかけ

この観光インフォメーション、石造りっぽい重厚な建物で、かなりレトロです。1代前のJR奈良駅舎で、スタバが入っていて、中は外国人ばかり。パンフレットも外国語ばかりが並び異国な感じです。

 

今の奈良駅は、結構大きな現代風駅舎ですが、ほんの10年ぐらい前までは、このレトロ駅舎を使用していました。昔に僕も実際に使用したことがありますが、その時は奈良の玄関口なのに、こんなに小さな駅なのかとその時は思っていました。観光インフォメーションに転用されて、すごいイメージが変わっています。そのパンフレット群の中に、怪談のパンフレットがあり興味があったので手に取りました。

真夏の怪談in元興寺
パンフレット

ワンコインでライブ、お得では

怪談は結構好きで、深夜番組の稲川順二の怪談グランプリとかやっていましたら見てしまいます。テレビで話せない話は怪談ライブでやっていると稲川さんが言っていて、近くであったら行ってみたいと思っていました。稲川さんではないですが、落語家と講談師が元興寺で怪談ライブをし、参加費が500円、開演前には元興寺内も見学できるものです。もともと元興寺は普段入場料500円を取るので、入場料+ただでライブが見れるということです。

テレビ番組のごぶごぶで元興寺が映っていて、行ってみたいと思い、門の前まで行ったことはあるのですが、昼ご飯1食分の入場料を取られるとわかり、それならまたの機会でいいやと止めた事があったので、またの機会とは正に今のことだと思いました。

電話エントリー&受付

主催は奈良市役所奈良町にぎわい課で要予約です。日程は5日間あり、各日定員100名、開演時間は20~21時。平日の晩を予約したので、あんまり人がいないだろうと思っていました。予想では30人ぐらい、もしかすると10人以下もありえるのではないかと。お寺のお堂が会場なので、薄暗く、もし人が少ないと怖そうだと思っていました。

真夏の怪談in元興寺

渡された袋の中身

当日、元興寺の近くの民間駐車場に車を止め、元興寺へ向かいました。20時開演ですが、19時より本堂の特別夜間拝観可能で、19時15分ぐらいに入りました。受付で名前を告げると、分厚い受付簿をめっくていました。袋を渡され、パンフレットや落語のチラシ、ウチワ、それと衝撃を与えると冷たくなるホッカイロの反対版みたいなものも入っていました。

真夏の怪談in元興寺

受付

境内を散策

入ってすぐ本堂があり、建物がライトアップされていました。本堂の中に入り、中央に設置されている仏像のまわりを一周ぐるっとまわりました。中は薄暗かったのですが、仏像はライトに照らされており綺麗です。

元興寺の本堂

本堂の正面から

他の場所も見ようと境内奥へ進んでいくのですが、野外は暗く、お地蔵さんなどはほとんど見えません。さらに奥へ行くと、開場の大きめお堂があり、詰めれば150人ぐらいは入れそうでした。すでに人がまあまあ入っていて、15分前でしたが、なるべく近くで見たいので、早めに座ることにしました。

元興寺の境内の様子

境内の様子

正面ではないですが、1列目端っこの演者に結構近いところに座ることができ、ちょうど横顔が見える位置です。前に大きなスピーカーが設置されており、声が最後列までちゃんと聞こえるようになっていました。お堂の扉がフルオープンだったので、それほど暑さは気になりません。

ライブがはじまる

そのうち開場が暗転し、最初の演者が登場しました。女性の講談師の方です。雑談から始まり、男性とのちょっとした会話一つ取っても、その人が女性の扱い方を知っている否かがわかり、知らない人は粋でない。それは今に限らず、昔の話でも同じ事があると講談本編に移っていきました。

元興寺のお堂

会場のお堂内の様子

豪商の若旦那が遊女と恋に落ち、結婚の約束まで交わすが、武士の娘に心変わりし、結婚してしまいます。若旦那もその周辺の人も、女性の扱い方を知らないがため、事を丸く納められず遊女は自殺してします。そして、遊女の幽霊が若旦那につきまとうというお話。女性の声はかぼそく、男性の声は力強く、講談を聞いてる時は聞き入っているので気づきませんでしたが、1人で何種類も声色を使い分けていてすごいと思いました。

一人目の方がはけると同時に、2人目の男性の落語家が登場しました。しゃべり方はコミカルで、やはり雑談から始まりました。この方の怪談は元興寺にまつわることで、境内にある亀の形に似た石の話です。もともと大阪城にあり、この石を踏み台に、城の堀になぜか次々飛び降りるという曰わくつきの石という話です。怖い話ですが、笑いもあり、おもしろい感じでした。帰り道に、境内にその亀石もちゃんとありました。

元興寺からの帰り道

帰り道

行ってみた感想

一人500円(普段の入場料も500円)で夜間拝観でき、プラス講談落語も1時間聞けて、コスパは非常によかったです。夜にお寺に行くなんて事もないですし、すごくいい思い出になりました。